ローラ・インガルス・ワイルダー

ローラの精神的成長が見れる
これまでの作品と違って、穏やかな日々がつづられています。
大事件といえば、トウモロコシ畑にブラック・バードが大量に
襲ってくるところでしょうか。
ローラは日々家族のお手伝いをし、勉強もして姉のメアリが
大学にいけるようにと願っています。
ここでローラは始めて町での仕事をすることになり、お給金は
メアリのためにと母にそのまま渡します。
また町も人々が集まってきて、学校や教会での催しが盛んに
なってきます。そしてローラとアルマンゾとの出会いも…
随所にローラの精神的成長も見られて、驚いたりやさしい
気持ちになったり。
ぜひ自分の子供にも読ませたい一冊です。
ローラの変化にびっくり
前作までは人混みが大嫌いで開拓農地の暮らしが大好きだったローラ。ところがこの本では、さまざまな催しものやクラスメイトとの交流の面白さに気づき、むしろ社交的ともいえるほどに成長したローラの姿が描かれます。ローラも家族だけの世界から、より広い世界へと羽ばたいているんだなぁ。
美しい大草原に出来た傷
「大草原に出来た傷」?町のことを、ローラはこう形容します。
町での楽しい暮らしについて、ローラのくっきりとした美しさで語られています。
何か問題があると、猛突進でぶつかるローラ。
ワイルダー先生にも、正面からぶつかっていきます。
大人になったとはいえ、まだ少し幼さが残る彼女に、父さん母さんは優しく彼女を諭し、導きます。
家族の愛と少女の思春期でつづられた、美しい作品です。